2009年9月28日月曜日

病むことは力

カンチャンが熱を出しました。


熱が出たというと、皆大変な病気になったように慌てる。

熱が大変な力を持っているように、悪い働きのように思い、
なんとかして熱をさげようとする。

そういうとき、私は
「熱はその人の生命力の働きである。その人が健全に生きている証拠である。死んでいたら熱は出ない。そんなに熱を下げたかったら墓の下に行ったらよい。熱が出ないような体力なら病気は治らないし死んでしまう。壊れた処が治ろうとする働きで熱が出るのだから、壊れている処に熱が出る。そして細菌の繁殖を防ぐとか、細胞の入れ替りを早くすることをやる。それが熱なのだ」と言って、

熱を出せる体力があることを私が認めると、その人はもう熱を怖がらない。
いや熱が出ることによって安心する。

熱を10日も20日も半年も大事にかかえているなどということは、熱に怯えて下げよう、下げようとしているからで、人間には熱を出す力があり、その力によって生きているのだということが分かると、熱などは余り続かない。

病気に受け身になった気持ちを切り替えることで、私は長い間病気を経過させてきたが、こういう力を認めると力が出てくる

今まで悪い働きだと思っていたものが、心の角度が変わるだけで、そういう良い力になる。そういう方向にその人の能力を認めてゆくことによって、私は弱い人を丈夫にしてきた。

ということで、熱を出す力があるんだと自分を安心させる(笑)


このように、野口先生は「病むことは力である」ことを認めて、

その力を利用することで人を健康にしてきました。

「もう年だから」と言う人がいますが、

ここまで生きてきた力がある、

それだけ生命力が強いということを自分で認めるだけでも

元気になれるのではないでしょうか。



広島市西区の気功・整体院「吉原綜合治療院」
http://yoshihara.blogdehp.ne.jp/

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