2009年9月18日金曜日

能力を認める方法

野口先生の言う


「子どものいたずらを見て、

その行為の中の力を認める」


さっそく実践してみました。




カンチャンがうちわを破って遊んでいます。

破るのはいいとしても、

破った先から紙屑を床に落としていきます。

「カンチャン下に落としちゃいけんよ」

カンチャンは無視して、下に落とし続けています。

→ 叱られるのをわかっていてやり続jけるとは決断力、行動力があるということだ

→ 集中力もたいしたもんだ

→ ひとつのことをやり抜く根性があるぞ

と、心でつぶやきながら

「カンチャン、ここにゴミは入れんさい」
とクズカゴを差し出しました。

すると素直に紙くずを入れだしました。


慣れていないので、ぎこちない感じですが、

なんとなくうまくいったようです。

見ていた奥さんも、ぼくの変化に気づいたようでした。

奥さんいわく

「へー、やっぱり育児は、育自だねー」

子どものおかげで親は成長できます。


子どもを認めるということも、その子供には説明してはいけない。

親が本当に、その子供のいたずらの中から智恵を見る。

盗みの中からその批判する力を見る。

いじわるの中からでもまた見るものを見つけてゆく。

その子供の行為の中にある、

行為を最初に起こす力を、

摑まえ出すことが大事である。

認める方法については、

親がまずありのままを見ることだ。

子どもがごく小さい時には

親は子供が這ったというだけでも

這える力を喜び、

摑んだ、立ったといっては喜んだ。

その心さえ忘れなければよいのだ。

野口晴哉「躾の時期」

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