- 立ちくらみ、めまい、耳鳴りがする
- 肩こり、背部痛、関節痛、筋肉痛がある
- 頭痛、頭重になりやすい
- 力が弱くなった
- よくアザができる
- のどに不快感(つかえ感)がある
- 階段を上ると疲れる
- 夕方に疲れて横になることがある
- 生理前に不調になる
- 生理の出血量が多い
(出典:「うつ」は食べ物が原因だった/溝口徹)
以上の項目のうち、3つ以上にあてはまる場合、鉄欠乏の可能性が高いです。
以下も引用
最近、増えてきている栄養の問題点はなんといっても鉄不足である。その大きな原因になってきているのが「肉を控える」という食傾向だ。
若い女性はダイエット志向で肉を口にしなくなっているし、メタボリックシンドロームをきにする男性も泣く泣く肉と縁を切っている。それが鉄不足を深刻化させているのである。
また、食材に含まれる鉄の量も減ってきている。生産方法が変わったことによるものだが、これは鉄だけではなく、亜鉛やビタミンB群など栄養全般にいえる。
平成17年度の国民栄養健康調査によると、一日の鉄の摂取量は1ミリグラム強。しかし、女性の場合、生理で1カ月に30ミリグラムの鉄が失われる。摂取した鉄は生理で全部なくなってしまう計算である。女性は1日に2ミリグラムは摂取する必要があるのだが、通常の食事ではとうてい無理。それを実現するとすれば、健康な男性が食べている倍の量の肉を食べなければならないことになるのだ。
普通の食事をしているかぎり、女性は全員が鉄欠乏になっているといえる。せっせと肉を食べるようにして、少しでも鉄の摂取につとめるべきだ。
なお、鉄不足を補うためにホウレンソウやプルーンを食べる人がいるが、鉄は本来、身体に吸収されにくい栄養素なのだ。ホウレンソウやプルーンなど植物に含まれているのは非ヘム鉄で吸収率が悪い。一方、レバーなどの動物性たんぱく質に含まれているヘム鉄は吸収率が高い。身体に吸収されるのはヘム鉄の場合、食べた含有量の10~30%、非ヘム鉄では1~5%とされている。供給源にするのならヘム鉄をおすすめしたい。
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